表現力UP!ワークショップ開催レポート│大阪産業創造館にて

コミュニケーションワークショップレポート

2025年11月3日(月・祝)、大阪のよろず支援拠点である「大阪産業創造館(通称:産創館)」にて、表現力を鍛えるワークショップを開催しました。この記事では、その様子と参加者様からのご感想をご紹介します。

このワークショップは、私ともう一人の講師仲間とで運営している任意団体「表現コミュニケーション開発協会」の活動として実施したもので、現在はシュプラノートのワークショップ形式研修としてもご提供しています。

目次

コミュニケーションワークショップ前半:言語と動作の一致を体感

ワークショップの前半は、言葉と態度・行動の一致・不一致を体感したり、自分で身体の細部までコントロールしてみようという狙いで行いました。演劇ワークショップや舞台役者が稽古で実践するような内容をベースに、劇作家の平田オリザさんが小学生対象に行ったとされるワークを、私なりにアレンジして構成しました。

一番気を遣ったのは、「自由に動いてください」という指示だけでは、恐らく参加者に伝わらないだろうと仮定したうえで、どうすれば自然と自由に動ける環境をつくれるか、という点です。

当日の参加者は大人21人と高校生1人。私とは面識があったとしても、その人にとって周りは知らない人ばかりです。急に「自由に!」と言われて困るのは当然のことです。

そこで、円になった状態で外を向いて声を出すところからスタートしました。私が22人の声に負けない声を出すことで、皆さんがつられて声を出してくださいます。どんどん大きな声になったところで、円の内側を向いて、お互いの顔が見える状態で発声してみたところ、外を向いたときと同じくらいの大声を出すことができ、高音も低音も引き出せたことで、身体の緊張が取れたように感じました。

声が相手に届いていなければ、挨拶をしていないのと同じです。セミナーを受講していても、声が前に飛んでいない講師は少なくありません。人前で話す機会がある方には、ぜひ体感していただきたいワークです。

周囲を観察して、自分の役割を認識する

2〜3人で組んでもらって10組をつくり、各グループに10から80の番号を振り分け、2組には番号なしで待機してもらいました。8組はそれぞれの数字に合った動きを声を出さずに表現し、待機組がその様子を観察したあと、10から80の順に並べてもらう、というワークです。

参加者からは、次のような感想をいただきました。

エネルギーを10〜80まで体を使って表現するお題……わたしのペアは70。MAXじゃないのが逆に難しくない?と思いつつ実践。あのグループ80っぽい!それより大人しめに……でも元気に!と、無意識に周りに合わせているのを体感しました。

どんな環境でも、自分一人で成立することはあまりありません。今この場で、自分がどういう立場なのかを認識し、それに沿った行動をとれることが、コミュニケーションの土台になります。

コミュニケーションワークショップ後半:絵画を見て意見を出し合う

やること自体はシンプルで、1枚の絵画を見ながら、思ったことや気づいたことを自由に発言してもらいました。この時間帯にはすでに、参加者同士が安心・安全な場であることを体感していたので、「さっきの人の発言と真逆のことを言っている」という発言でも、誰も否定せずに「なるほど、そういう見方もあるよね」と頷いて聞ける空間になっていました。

参加者からは、次のような感想をいただきました。

同じ絵を見ているのに、目の付け所も感想も全く違う……なるほど、これがミスコミュニケーションの原因なんですね。

見ているものは同じでも、捉え方は人によって違う。この前提を持てているかどうかで、伝え方は変わってきます。「阿吽の呼吸で伝わる相手」というのは、実は前提条件がたまたま一致しているだけとも言えるのです。

人生という舞台で、最高のパフォーマンスを

シュプラノートが考えるのは、年齢や職業、能力にかかわらず、誰もが常に「パフォーマー」であるということです。「自分の人生の主役は自分自身だ」という言葉がありますが、半分はその通りで、残りの半分は、人はいくつもの顔を持ち、無意識にその役割を演じ分けているという、社会学者アーヴィング・ゴフマンの考え方に基づいています。

子供の前では親という配役を、自分の親の前では子という配役を、病院に行けば患者という役を、私たちは自然と演じ分けています。どんな自分も、すべて「自分」です。それぞれの場面で自分の力を適材適所で発揮できることは、個人にとっても、周囲にとっても価値のあることです。

自己呈示

コミュニケーションワークショップ参加者さまからのご感想

座学では学べない、体験することで沢山学ばせていただきました。

22名の熱気溢れる講座でした。いつの間にか自由に発言していましたね(笑)。

学生から社会人、会場内の複数のプロ講師も、あっという間に子供みたいに無邪気に楽しめる、最高の時間でした。

ワークショップについて

この表現力UPワークショップは、定期的に開催しているものではありません。最低10名ほどの人数が集まれば、学びのある形にできると考えていますので、法人単位でのご検討はもちろん、興味を持っていただいた方は、ぜひシュプラノートのワークショップ形式研修メニューをご覧ください。

→ワークショップ形式コミュニケーション研修

また2026年も大阪産業創造館で開催します!参加費は無料で、遅刻早退OK!ドタ参、大歓迎です。

→2026年コミュニケーションワークショップのご案内

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