今やメールやチャット、LINEなどのテキストでのやり取りは、仕事でも当たり前になっています。それなのに、なぜかスムーズに進まないケースがあります。
たまたま忙しかったわけではなく、「〇〇さんとのやり取りはいつもスムーズにいかない」というように、一部の特定の人には、まるで読解力がないかのような印象を受けてしまうことがあります。
特に経営者やビジネスパーソンが集まるFacebookやLinkedInは、写真や動画よりも文章でのやり取りが中心の文化圏です。読み書きの力がそのまま発信力・信頼につながる場だからこそ、この機会に見直しておきたいところです。
この記事では、テキストコミュニケーションが苦手な人に共通する3つの特徴と、克服するためのコツをお伝えします。
特徴1:質問に1回で答えられない
1回のメールで2つ以上の質問をすることがあります。分かりやすく箇条書きにしていても、そのうち1つにしか返信がない、というケースは珍しくありません。
質問すべてに答えず、一部だけに返答してしまうと、質問者は再度メールを送らなければならず、二度手間になってしまいます。特に仕事でこれが起きると、「仕事が遅い」「こちらの意図を汲めない」という印象を持たれ、次の依頼が来なくなってしまうことにもなりかねません。
もし今すぐ回答できない質問があるなら、「〇〇については、明日の午前中にご連絡します」と一言添えるだけで、印象は大きく変わります。
坂本麻紀頭の中で考えていることは、言葉にしないと相手に伝わりません。言わない(書かない)ということは、何もないのと同じです。「つい、うっかり」も、伝わらないのです。黙っているだけで、それが回答だと思われかねないので、誤解を与えないように注意しましょう。
これは、質問に的確に答えるための工夫とも共通する部分です。あわせて『質問に的確に答える方法』もご覧ください。
特徴2:言葉を端折っているのでわかりにくい
こちらは読解力というより、頭に浮かんだことをそのままテキストにしてしまい、読み手を迷わせてしまうパターンです。
スケジュールを聞いたときに、「月曜日と木曜日の午後なら大丈夫です」という返信が来たとします。この場合、月曜日は終日OKなのか、月曜日も午後だけなのか、曖昧です。
スケジュールの確認では、口語ではなく箇条書きで、曜日だけでなく日付とセットで伝えるのがおすすめです。
- 15日(月) 終日
- 18日(木) 13時から17時まで
「午後」「夜」といった表現は、人によって想定する時間帯が異なります。特に付き合いの浅い相手には、具体的な時刻まで書いておくと、相手が迷わずに済みます。
特徴3:返信が遅い
質問への回答や文章の分かりやすさに問題がなくても、「返信が遅い」こと自体が、テキストコミュニケーションの評価を下げる要因になります。
今すぐ回答できないことでも、「〇日頃に正式に回答します」と一言先に返ってくるだけで、相手はモヤモヤせずに待つことができます。「メールをあまり見ない」という人もいますが、通知設定を整えておけば、見落とし自体を防げます。相手に合わせて連絡ツールを変えることも一つの手ですが、そもそも「見ていませんでした」という状態そのものが、信頼を損なう原因になります。
これは、『仕事のミス報告、言い訳にならない言い方とは』でも触れている「結果を先に伝える」という考え方とも通じています。
テキストコミュニケーションを上達させるコツ
相手とスムーズにやり取りするために大切なのは、日頃から文字に慣れておくことです。
- 読書で読解力を身につける:文字だけで理解する力は、意識して鍛えないと衰えていきます
- 興味のある人のメールマガジンに登録する:読み手の心の動きを想定して書かれた、まとまった量の文章に触れる機会になります
- 学んだことや感じたことを、その都度書き記す:アウトプットして初めて、理解が定着します
短文でも成立してしまうSNSとは違い、ある程度の分量の文章を書く経験を積み重ねることが、テキストでのコミュニケーション力を底上げします。
まとめ
テキストコミュニケーションが苦手な人には、「質問に1回で答えられない」「言葉を端折ってしまう」「返信が遅い」という3つの共通した特徴があります。いずれも、能力の問題ではなく、相手が何を、どこまで知りたいかを想像し、それを言葉にする習慣の問題です。
こうした「書く・読む」を通じたコミュニケーションの精度は、日々のちょっとした意識で誰でも改善できます。組織全体のテキストコミュニケーションの質を底上げしたいとお考えの企業様は、ぜひシュプラノートの研修メニューをご覧ください。









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