語彙力を鍛える方法とは?人を傷つけない言葉選びのコツ

語彙力を鍛える方法とは

ちょっとした言葉選びのミスで、話の印象が大きく変わることがあります。信頼関係が築けている間柄であれば、「こういうつもりで言ったんだろうな」と聞き手が推測してくれるかもしれませんが、付き合いが浅いうちはそうとも限りません。

目次

言葉選びのミスが、人を傷つけてしまう

実例を挙げます。

「このスケジュールなら害はないです」

おそらく「このスケジュールなら(他の予定への)影響はないので、問題ありません」と言いたかったのだろうと推測はできますが、「害」という単語一つがよくありません。「こちらが提案したスケジュールが、害を与える可能性があるのか」と、相手は一瞬でその言葉を受け止めてしまいます。「影響がない」あるいは「大丈夫です」に置き換えるのは難しいことではないはずですから、言葉の引き出しをいつでもすぐに開けられるようにしておきたいところです。

もう一つ、例を見てみましょう。

「講習会は……私はいいです、その後の懇親会だったら行けますよ」

セミナーの後に懇親会が開かれ、「講習会は欠席し、懇親会だけ参加したい」という場面があるとします。理由は、時間が合わない、すでに知っている内容だから、など様々です。ただ、このときに「その講習会のレベルは私には相応しくない」というニュアンスを込めて答えてしまう人がいます。

その内容をすでに知っている、興味がわかない、という事情があったとしても、本音をそのまま言語化するのはスマートではありません。それは自分の胸の内にしまっておき、「講習会の時間には間に合わないので、懇親会のみ参加させていただきますね」と、シンプルに答える方がいいでしょう。

言葉選び

気持ちの良いコミュニケーションには語彙力が必要

素直に、正直に言うことは誠実さの表れかもしれませんが、コミュニケーションで大事なのは、正確な情報のやり取り以前に、お互いに気持ちよくやり取りができるかどうかです。

「これは言う必要があるか」と一旦頭で考え、言った方がよければ「どう伝えるか」を一瞬で判断して最適な言葉を選べるようにしたいものです。そのためには、日頃からさまざまな言葉や表現方法を吸収しておく必要があります。

語彙力を鍛える具体的な方法

一番良い方法は読書です。小説でもビジネス書でも、好きな分野で構わないので、なるべく文字だけで表現されているものをたくさん読むことです。

文化庁の調査によると、日本人の平均読書量は年間12〜13冊で、月に1冊も本を読まない人が47%というデータがあります。スマホを見る時間は長くても、ネット上の文章は基本的に校正されておらず、「わかりにくい文章だ」という声が挙がることも珍しくないため、本の代わりにはなりません。

本を読む以外では、目上の人に敬語を使う場面を通して学んでいける部分もありますが、丁寧語(です・ます)さえ使えれば大きな支障が出にくいのも現状です。年賀状を書く機会も減り、お詫びの定型文もネットに溢れているため、「この言い方はここでは相応しくない」と頭をひねる場面自体が少なくなっています。

だからこそ、最低1冊でも本を読んで語彙力を増やし、その場に応じた言葉遣いができる人は重宝されます。より読解力・国語力そのものを鍛えたい方は、『大人になってから国語力を伸ばす方法とは?』もあわせてご覧ください。

語彙力を鍛えて、配慮を忘れないコミュニケーションを

いくら仕事の能力が高くても、まずは挨拶から始まり、会う約束を取り付けるにもメールやチャットでコミュニケーションを取ります。言葉遣いに不安な印象を持たれていると、「失礼なことを言ってしまうのではないか」と思われ、次に誰かを紹介してもらえる機会も遠ざかってしまいます。

  • 職業や立場の違う人たちと話す機会が少ない
  • 敬語に自信がない
  • 本を読む習慣がない
  • 出会いが少ない、人に紹介してもらえない

このようなことに心当たりがある方は、年齢を重ねるにつれて、付き合う人の幅が徐々に狭くなってしまう可能性があります。人に紹介してもらいやすくなる言葉遣いについては、『ビジネスで人を紹介する順番とは』でも触れています。

社内コミュニケーション

まとめ

人に紹介されないということは、信頼されていないということに等しいと言えます。自身の能力や実績にあぐらをかかず、相手への配慮を忘れない言葉選びを、日々磨いていきたいものです。

まずは本を読むことから始めてみてください。組織全体で、こうした語彙力・言葉選びの精度を体系的に鍛えたいとお考えの企業様は、ぜひシュプラノートの研修メニューをご覧ください。

→研修メニューページはこちら

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