年齢はただの数字だとよく言われますが、30代・40代になっても、話し方が高校生のままだと、「幼稚だな」という印象を持たれてしまいます。「若い」ではなく「幼稚」に見えてしまうのは、少しもったいないことです。
幼稚な印象は、時として信用にも関わります。大人としては、話し方も年相応に整えていきたいところです。
今回は、話し方が幼く聞こえてしまう原因と、直すためのポイントを4つ紹介します。
1. 「〜から」ではなく「〜ので」を使う
次の2つの文を比べてみてください。
- ちょっと寒いから、窓を閉めていいですか。
- ちょっと寒いので、窓を閉めていいですか。
文法的にはどちらも間違っていませんが、前者の方が幼い印象を与えます。「〜から」は話し手の主観が前面に出るため、「周りはどうあれ、私は寒いんです」というニュアンスを含んでしまうからです。
「から」は日本語学習でも早い段階で習う表現で、子どもが理由を言うときにもよく使われます。「ので」は、そのあとの中級編で習う表現です。友人や家族との会話では自由ですが、上司や取引先、接客の場面では「ので」をスマートに使えるようにしておきましょう。
2. 「お座りください」ではなく「おかけください」
- こちらにお座りください。
- こちらにおかけください。
前者の「お座り」は、まるでペットに言っているような響きがあり、丁寧な接客表現としては適していません。「座ってください」を丁寧に伝えたいときは、「おかけください」の一択です。
敬語に慣れていない人ほど、とりあえず「お〜〜ください」の形にしがちです。それで問題ない言葉ももちろんありますが、いざというときに最適な敬語を選べると、「きちんとしている人だな」という印象につながります。
3. 「すごい」ではなく「すごく」を使い分ける
- 「すごい」+名詞:すごい企画だ、すごい景色だ
- 「すごく」+形容詞・動詞:すごく速い、すごくおいしい、すごく感動した
「すごい寒い」「このお料理、すごいおいしいですね」のように、本来「すごく」を使うべき場面で「すごい」を使ってしまう人は多いですが、フォーマルな場でこの使い方をすると、幼稚な印象を持たれることがあります。
4. 語尾に気をつける
言葉選びだけでなく、語尾も幼い印象を左右する大きな要素です。次のような語尾のクセに、心当たりはないでしょうか。
- 文末を伸ばす:「そうなんですよねー」「大丈夫だと思いますー」
- 「〜みたいな」「〜的な」を多用する:「これでいい感じ、みたいな」「わたし的には」
- 疑問文でもないのに語尾を上げる話し方
これらの語尾のクセは、若さの象徴として親しみやすさにつながる場面もありますが、ビジネスの場では「話の内容がぼやける」「自信がなさそうに聞こえる」といった印象を与えてしまいます。文末は、はっきりと言い切る意識を持つだけで、話し方全体の印象が引き締まります。
言葉遣いが信頼につながる理由
言葉遣いがきちんとしている人は、人に紹介してもらいやすくなります。逆に、言葉足らずや配慮を欠いた言葉遣いをする人は、紹介する側にとっても「相手に迷惑をかけないだろうか」と不安に感じさせてしまいます。
最初のやり取りで幼稚な印象を与えてしまうと、その後どれだけ丁寧に仕事をしても、なかなか払拭できません。「はじめまして」の段階での言葉遣いは、それだけ重要な役割を担っています。

まとめ
話し方が幼く聞こえる原因は、次の4点に集約されます。
- 「から」ではなく「ので」を使う
- 「お座りください」ではなく「おかけください」
- 「すごい」と「すごく」を使い分ける
- 語尾を伸ばしたり上げたりせず、言い切る
言葉は時代とともに変化していくものですが、年齢やTPOにふさわしい言葉遣いを意識することは、周囲からの信頼や評価に直結します。
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